あなたの会話は「間抜け」になってないか

皆さんこんにちは。武蔵です。

この記事を読まれている方は、ご自身の会話に自信がなかったり、職場で毎日上司に説明するも、「なかなか理解してくれないなぁ」と思うことが良くあるのではないでしょうか。
そんなあなたに足りないもの、それは・・・

 

 

 

 

 

 

「間」です。

 

「間」とは、簡単に言えば「会話中の瞬間の沈黙」のことです。

 

この「間」がないと、説明する場面ではいくら論理的に話しても、ついつい早口になっているあなたの話に聞き手は追いつけず、会話が一方通行になり、結局「よくわからない」「何が言いたいの?」という回答がきます。

 

 

「間」は選択と決断をする時間
会話の中で「間」を意識することで、聞き手に考える時間を与えることができます。
例えば、営業トークでは、みなさん情熱を込め、順序良く話されていると思いますが、あなたの話に「間」がなければ、もし、お客さんが聞いている途中に疑問点や気になる点があったとしても、「これはどういうことなんだろう?」と話の最後までモヤモヤ感が残ってしまい、最終的にはよくわからないから断るという事になってしまいます。

一方、話の中に「間」があると、「間」が生み出すわずかな時間によって、その都度小さな選択と決断ができ、頭の中が整理されます。
そして、最終的に大きな決断ができるようになります。
だから、会話中の「間」が大切なんです。

 


「間」を作ることで話に引き込まれていく
これは、日本の古典文化である、落語でも同じです。
落語といえば、いろんな噺家が同じ演目を演じますが、落ち(下げ)を知っていても、必ず笑ってしまいます。
それは、この「間」によって、噺に絶妙なリズムが生まれるからです。
「まくら→本題→落ち」の構成である落語では、噺がテンポよく進んでいきます。
噺が進むにつれて情景が次々と変わっていきますが、「間」によってお客さんに考える時間を与えることで、その情景を具体的にイメージさせることができるのです。
そして、お客さんは情景をイメージすることで、臨場感が生まれ、ついつい噺に引き込まれて行くのです。

 

いかがでしょうか、あなたの会話も「間」を意識してみると、きっとうまくいくかもしれません。